1-1. 確定申告ってなに?
確定申告をすれば支払った所得税が戻ってくる
確定申告とは「個人」の場合、1年間の収入と出費を確定し税務署に報告することで、その年の「所得税額」を決定することです。
通常サラリーマンに月々支払われる給料は、1カ月分の給料からその年の給与所得を予想して「所得税」が引かれています。
しかし、その所得から控除できる額が多いと「所得税」を減らすことできるのです。
ですから、確定申告をして決定した本当の「所得税額」より、あらかじめ払っていた税金が多かった場合は、払いすぎた分の税金が「還付金」として戻ってくるわけです。
そもそも「所得」ってなに?
確定申告をするには、「所得」を算出しなければなりません。
これは「収入」から「経費」を引いた額のことです。つまり、どれだけ「収入」があっても、その「収入」を得るために、「収入」以上の「経費」がかかっていたら、赤字になってしまいます。
「所得税」の額は名前の通り「収入」ではなく「所得」の額によって決定されるので、「これだけのお金を得るためにこれだけの経費を使いました。だから、実際にはこれだけしか儲かっていません」という書類を税務署に出せば、すでに支払った税金の一部を返してもらえる可能性があるわけです。
当然、その年の税金を払っていない人は、「今年はこれだけ所得がありました」という書類とともに税金を納めなければいけません。