生産性の向上はムダのはじまり? 7つのムダを排除しよう
2015年01月15日
①作り過ぎのムダ
⇒これは、解り易いと思います。作り過ぎることにより、余計な運搬、保管スペースの発生、仕掛品の増加、材料費+加工費の負担増など、ムダを呼ぶムダです。あらゆるムダに優先して対応することが必要です。
②手待ちのムダ
⇒①の作り過ぎなどにより、製造現場に加工待ちが生じ、作業したくてもできない状況です。
③運搬のムダ
⇒製造現場での仕掛品の移動、拠点間の配送経路など、モノの動作を分析するとよく見つかるムダです。
④加工そのもののムダ
⇒本来なら不要な加工工程や準備作業など行っている場合に発生するムダです。
⑤在庫のムダ
⇒在庫があると安心してしまいますが、余剰在庫こそがムダなのです。
⑥動作のムダ
⇒何もしないで歩く、無理な動きなど作業者に由来するムダです。
⑦不良を作るムダ
⇒不良を生み出してしまうムダと不良を修正するムダです。
また、7つのムダは「ヒト」「モノ」「カネ」「情報」の切り口で整理すると、ヒトの動きによって動作・運搬にムダが生じ(③、⑥のムダ)、その結果、作業が停滞することで(①、②、④、⑤、⑦)、モノ・カネ・情報の全てに悪循環が生じることとになります。
この悪循環の原因をあぶり出し、断ち切る活動が、ムダの排除なのです。
7つのムダの排除は、多くの工場において、製造現場だけでなく、製造に付随するスタッフ部門、間接部門で取り組まれているほか、小売りやサービスといった他業種にも広がっています。
みなさま、いかがでしょうか。
個々の作業をお互いチェックし、その結果を意見交換して原因を特定し、的確な手を打つ。
このサイクルを継続的に回すことで、トータルの効率向上が実現できます。
改善活動の一環として、ムダの排除に取り組まれることをお勧めします。