社員のヤル気は『褒める』ことで引き出せるのか!?
2015年09月07日
・「ほめ達」の方法は、価値を発見して伝えること。
・見る角度を変えてみることは、新しい価値の創造の出発につながる。
・柔軟性を持って見ることが、価値の創造、アイデアがあふれ出る源泉になる。
・「ほめ達」の方法
【頭の体操】
①目の前の「人」の価値を発見して伝える
②目の前の「モノ」の価値を発見して伝える
③目の前の「出来事」の価値を発見して伝える
【効果】
①先手を打てるようになる
②今までわからなかったアイデアが湧くようになる
③「プラスの引き寄せ」がとても強くなる
④「引き立て力」が非常に上がる
(参考)西村貴好著 “心をひらく「ほめグセ」の魔法”(経済界新書2012.7)
たしかに「褒める」ことで、新しい価値を発見、創造して、人材育成、その先には業績アップにつなげるという説には納得できます。
現場改善の具体例から考えてみる
褒める内容や効果が解っても、社長に「従業員を褒めてください」と、言ったところで即実行という訳にはいかないでしょう。
そこで、まず、身近な現場改善である5S(整理・整頓・清掃・清潔・躾)改善を褒めるきかっけとしてはいかがでしょうか。
5Sは、リーダーがメンバーに従わせる側面がとても強いので、組織として機能するためには「褒める」要素がとても重要になります。
5Sに限らず現場改善は、トップダウンとボトムアップが融合してはじめて効果が発現します。
なぜ、融合が必要なのかというと、
・トップダウンは、全体最適化が利点であるが、具体性が弱い
・ボトムアップは、的確な具体策であるが、部分最適化に留まる
この両者が相互に補完しあい融合すると新しい価値になるのです。
改善の継続は、「褒める(=ポジ出し)」ことの継続です。
現場改善は、日常業務だと割り切って進めることも重要ですが、改善が少しでも進んだときに、社長自らが気づき、褒めることが最大の対策です。
根気よく続けてください。
このコラムをご覧の社長やリーダー、「褒める」こと、出来ていますか?
まず、身近な作業から、実践してみてはいかがですか。必ず効果は表れるはずです。