採択されやすい補助金申請書の5つの特性
2015年09月14日
補助金にチャレンジ!
皆さん、「補助金」や「助成金」のこと、どれくらいご存知ですか?
資金に余裕のない中小企業にとっては大変ありがたい存在の補助金や助成金(以降“補助金”)ですが、その存在は知っていても積極的に活用しようとする会社はまだまだ少ないようです。
その理由を聞いてみると、「なんだか難しそう」「あれこれ面倒くさそう」「どうせ返さなきゃいけないんでしょ」と言った反応を返す人が結構います。
確かに少々面倒ですし、申請したからといって必ずもらえるわけではありません。
でも補助金は借入金ではありません。したがって貰ったままで「返す必要はない」のです。
もちろん利子も取られません。
ご存知でしたか? なんともありがたい話ではありませんか。
ぜひもっと多くの中小事業者の皆さんにチャレンジしてほしいと思います。
補助金のメリット
貰いっぱなしで返す必要が無い、まずこれが第一のメリットですね。
でもそれだけではありませんよ。補助金には申請するプロセスを踏むことで得られるメリットがあります。
そのメリットとは、補助金申請を通じて「自社の見直しが出来、自社の向かうべき方向が分かる」というメリットです。
このように言うと、「えーっ、たかが補助金申請でそんなことができるの?」という声が聞こえてきそうですが、出来るのです!
ただし、ただ単に申請すればいいというものではありません。
補助金支給にふさわしいと評価される良質な申請書を作成する必要があります。
それが出来ればオマケとしてそのメリットがついてくるのです。
良質な申請書にある共通の特性
もう少し説明しましょう。
補助金支給にふさわしいと評価される、つまり採択される良質な申請書には共通する特性があります。
私は商売柄、数多くの補助金申請書に目を通してきました。そして採択される申請書には共通する5つの基本的な特性があることに気が付きました。
それは次の5つの特性です。
1.自社を取り巻く環境を把握している
政治・経済・社会、業界、競争相手、市場の動向等々を把握し、自社にどのように影響があるか把握している。
2.自社のビジネスを理解している
自社はどんな製品・商品・サービスをお客様に提供するのか、対象とするお客様はどんな人たちなのか、そしてどのようにしてお客様の元に届けているのか、なぜビジネスとして成り立っているのか(成り立ってきたのか)を理解している。
3.自社の強みや弱みを整理し理解している
特に強みについてしっかり理解している。
4.自社の解決すべき問題・課題と、達成すべき目標が明確になっている
5.問題・課題の解決策と目標達成の方策が明確で具体的になっている