採択されやすい補助金申請書の5つの特性
2015年09月14日
いかがですか?
この5つの項目についてしっかりとした考えを持つということは、取りも直さず「自社を見直すこと」であり「自社の向かうべき方向を明確化すること」ではありませんか。
そもそも補助金は「企業が成長のために実施しようとする事業に資金を提供し、その成長をサポートする」という趣旨のものです。
ですから実施する事業は、何故その必要があるのか、企業の成長にどのように貢献するのか、納得性の高い説明が求められます。
そのためには、この5つの項目について確たる考えを持っておく必要があるのです。
採択の実態-どれくらい採択されているのか
補助金申請は、まじめに取り組めば返済不要の資金を入手できると同時に、プラスアルファのメリットもついてくるのです。
なかなかいい話ではありませんか。ひとつ挑戦してみようかなという気になりましたか。
貰いっぱなしで返す必要がないというだけでも、かなりその気になるのではないでしょうか。
ただし、そう虫の良い話ばかりではないこともお伝えしなければなりません。
実は、本年2月公募6月採択の平成26年度補正予算「ものづくり・商業・サービス革新補助金(ものづくり補助金)」の採択率は約40%でした。
なんと10社に6社は申請しても不採択であったということになります。
どうも誰が読んでも納得性の高い申請書を書くことのできる会社は、それほど多くないようです。
不採択となった中には「美味しそうな話だから申請してみるか」的な安易な動機で申請している会社もあるでしょう。
あるいは5つの特性を満たしているのに、上手く文章に落とし込めずに不採択になっている会社も少なからずあると思われます。
残念なのは、上手く文章に落とし込めなかった会社です。良いものを持っているのに書き方が上手くなかったためにチャンスを逃してしまうのは、いかにも残念ではありませんか。
まだある採択される申請書の共通点
先ほどから採択される申請書に共通する5つの特性についてお話してきましたが、実は5つの特性の他にも採択を左右する共通のポイントがあるのです。
それは、ちょっとしたコツのようなもので、採択される申請書の多くに共通する書き方の特徴と言ってもよいかもしれません。
そして、それらを知って活用しているかどうかで結果は大きく変わるのです。
もちろん先に掲げた5つの特性を満たしていることが必要です。
しかし、そのことが読み手に正しく伝わらなければ元も子もありません。
次回は、そのちょっとしたコツについてお話を進めてまいります。
お楽しみに。