ビッグデータから地方創生を見てみよう
2015年05月14日
RESASで提供しているデータは、自治体向けですが、企業や一般市民でもWeb上で見ることができます(RESASサイト:https://resas.go.jp)。ただし閲覧は、Google Chromeブラウザを利用しなければなりませんので、ご注意ください。
早速、RESASにアクセスしてみました。オープニング画面からおしゃれです(花火のアニメーションには何か意図があるのでしょうか)。
一般ユーザ向けには、「人口マップ」「観光マップ」「自治体比較マップ」が公開されています(企業間取引等の情報を見ることができる「産業マップ」は自治体担当職員のみ利用が可能です)。
何も意図せず、興味のままにそれぞれのマップを操作してみましたが、メッシュデータは見やすいし、グラフによる比較もサクサクでき、とても使いやすいです。気になる地域の人口構成や経済概況等を把握するなど、マーケティング・リサーチにおける基礎資料づくりの一環として、ある程度あたりをつけた上で作業すると、ざっくり概況をつかむのに役立ちそうです。
操作上、気になった点などとしては、表示データが中分類までとなっており、業種別の細かなデータ分析ができないので、小分類まで網羅していただきたいところです。また、業種も独自にカテゴライズできるようになると一層汎用性が高まると考えられます。
見た目には楽しいRESASですが、現在のシステムのままでは、自治体の関係者や分析の専門家でないと活用する機会はあまりないような気もします。今後、現在非公開となっている「産業マップ」での企業間取引等に関するデータが公開されることや、家計調査などの統計データが追加されていけば、企業にとっても使い道は広がるのではないでしょうか。
このコラムをご覧の皆様におかれましては、とにかく、まず、RESASに触れてみて、ビッグデータを実感していただいたいと思います。
最後に、RESASに興味を持たれた方には、政府統計ポータルサイトe-Statをおススメします。こちらのサイトは、日本政府の公表している大部分の統計資料を網羅しており、より多種多様な統計資料、詳細なデータにアクセスすることができます。こちらについても是非ご覧いただきたいと思います。
政府統計の総合窓口e-Stat
https://www.e-stat.go.jp/SG1/estat/eStatTopPortal.do)