過去を素直に受け入れる
2014年10月27日
〜正しく作られた決算書に向き合うということ〜
先日、肩こりがひどかったので、レンタルショップでヨガのDVDを借りてきて自宅でヨガに挑戦してみました。
ヨガと単なるストレッチというのは同じようでいてまるで違うのですね。私だけかもしれませんが、ヨガは身体を伸ばしているのにやたら眠たくなります。
そして、眠たい眠たいと思いながら、身体の前側を伸ばし、次に後ろ側を伸ばすポーズをしている時、DVDから次のような解説が聞こえてきました。
『ヨガの考え方では、身体の前側は将来に通じています。上半身の前側を伸ばして前側にスペースを作ることでネガティブな気持ちが洗い流され、平穏さや喜びが心の中にあふれ、将来を受け入れる体制ができます。一方、身体の後ろ側は過去に通じています。身体の後ろ側を伸ばすことにより、過去を素直に受け入れ、未来への前進が可能になります。』
ほほう。『過去を素直に受け入れる』か。目が覚める思いでした。
前回、設備投資に関する有利な税制「生産性向上設備投資促進税制」についてご紹介しましたが、設備投資や新たな雇用などの会社にとって重要な決定は、『過去を素直に受け入れた』上での決定でなければ、大きな失敗につながりかねません。
この『過去を素直に受け入れる』行為、経営でいうと “正しく作られた決算書を見る” ということだと思うのです。
日々の取引をタイムリーに記帳し、正しい過去を作成、それをありのままに受け入れることで初めて現状を把握することができ、未来への戦略が練れるのです。