過去を素直に受け入れる
2014年10月27日
もしかしたら、「決算書の作成は税金を計算するために必要なだけだから、申告期限前にまとめて記帳すればいい」とお考えの社長さんもいらっしゃるかもしれません。
さらに、「試算表など見なくても自分の頭の中で勘定はできているんだ」とおっしゃる社長さんもいらっしゃるかもしれません。
しかし、設備投資などの経営上の決定は大きいものから小さいものまで日々行われます。そのとき、会社の『過去』を正しく把握し『素直に受け入れる』というプロセスを経ていないと、まちがった方向に会社を導いてしまうことにもなりかねません。
また、銀行から有利な条件で融資を受けるために、なるべく見栄えのいい決算書を作りたいと考えることもあるでしょう。
もちろん、実際に実績を上げて見栄えのいい決算書ができたのなら言うことはありません。
そうではなく、実績は上がっていないにもかかわらず、見栄えだけよくしたいと思ってしまうような場合。数字をちょっといじればいいじゃないか。そんなふうに思ってしまったら、それは、いわゆる粉飾決算です。
ですが、粉飾決算をすると一番にだまされるのは実は銀行ではなく、自分自身なのです。他人を欺くつもりが、一番に自分がだまされてしまう。『過去を素直に受け入れる』ことをやめてしまった瞬間です。
『過去を素直に受け入れる』プロセスに無料クラウド型会計ソフト『円簿会計』を活用するのもいいかもしれません。
みんなで過去を素直に受け入れ、明るい未来を築きましょう。