6-2.年次繰越処理
当年度の期末の残高金額を翌年度の翌期首に繰り越します。
「円簿会計」では、当期を含め2年分の仕訳データを年次繰越処理を行わずに入力できます。
したがって、年次繰越処理は決算が確定した時点でします。
当期を含め2期分の仕訳データを年次更新処理を行わずに入力ができます。
よって年次繰越処理は期末決算が確定した以降に実行します。
①「会社トップ」画面の[年次決算]から[年次繰越]をクリックします。
②「年次繰越」画面が表示されます。
③ 会計年度を確認し、[仮更新] または [本更新] のどちらかを選択します。
④ [実行] ボタンをクリックします。
[年次繰越の注意点]
年次繰越処理には、「仮更新」「本更新」「更新取り消し」の3種類があります。
① 仮更新
※会計年度を更新せず、残高のみを翌期首残高へと繰り越します。
会計年度を締める前に翌年度の仕訳入力をする場合に、
入力段階の正確な残高を把握するため実行しておくと便利です。
仮更新は何度でも実行することができるため、
当年度の残高に変更があった場合など、
都度仮更新を実行し、翌年度の期首残高を再集計することをお勧めします。
② 本更新
※会計年度を締め、更新する場合に利用します。
本更新の実行によって、当年度は前年度の扱いとなり、
一切の修正は行えなくなります。(取り消し方法あり、後述)
したがって本更新はすべての入力処理を終え、
決算が確定した段階で実行してください。
③ 更新取り消し
※最近で実行した本更新を取り消す(年度を戻す)ことができます。
誤って本更新を実行してしまった場合などにご利用ください。
[繰越計算]
貸借科目
当期の期末残高が翌期の期首残高に繰越されます。
翌期「繰越利益金」 =当期「繰越利益金」+当期「繰越利益剰余金」
※翌期「繰越利益剰余金」は 0円 になります。
損益科目
翌年度の期首残高はすべて 0円 になります。