3-2 見積書・注文書
販売活動の一環としての営業活動を行っていくうえで、見積書を作成する必
要があります。また、取引が成立したらそのことを証明する書類として注文書
を作成し、発注元の発注印をもらいます。
見積書の意味
会社が、初めての商品を購入する場合やサービスの提供を受けようとする場合、見積書を取り寄せて検討することが一般的です。この場合、見積書を提出してもらう相手先は、複数として、その見積書記載の価格・品質・納期等を検討してから、発注先を決定することが広く行われます。つまり、見積書の内容次第で受注できるかどうかが決まってくるわけです。
なお、継続取引となっているものや数が少ないもの等については、見積書を取り寄せず、すぐに発注となることもあります。
見積書を発行する場合
見積書には、通常次のような内容を記載します。中でも取引条件は、見積書に必ず記入します。
見積書提出の日付
見積書を提出する相手先名(特に相手先の名称を間違えるのは、大変失礼になりますので再確認して下さい)
見積書を発行する会社の住所・名称・印鑑(通常は、「角印」を使用)
取引条件
1.件名 2.納入期限 3.納入場所 4.取引方法 5.有効期限
見積の内容
1.見積対象の商品またはサービス名 2.単位 3.数量 4.単価 5.見積合計金額
見積書の作成者・営業担当者の氏名又は押印
なお、見積書を相手先に提出するときは、必ず「提出用」と「控用」の2部を作成し、控用は会社保存して下さい。