3-4 請求書
商品を掛売上で納品したら得意先へ請求書を送付することになります。その請求書も複数ある場合には、売上の都度請求書を送付することをせず、相手先の締日に従って、合計額を合計請求書により請求することが多いようです。こ
の場合、請求書を 途作成します。
相手先には、納品した段階で納品書を渡していますが、その内容に従って記入した得意先元帳と照合して請求書を発行することになります。できれば、相手先から返送されてきた物品受領書と照合したほうがよいでしょう。
請求書発行のタイミングは、得意先の締日により異なりますので、その締日ごとに請求書の発行業務を行います。つまり、得意先に応じて1 ヶ月に1 度以上請求書発行を行うことになります。
請求書のフォームもいろいろあります。
合計請求書の記載方法
合計請求書には、次の内容を記載します。
得意先の住所・名称
請求書の日付(得意先ごとの締日)
請求書の発行者の住所・名称・印鑑(通常、「角印」)
前回請求金額
今回御買上額
今回請求金額
振込口座
請求書の記載方法
請求書の記載方法及び記入例は、納品書の記載方法及び記入例を参照して下さい。請求書には、請求書番号をつけた方が管理しやすいと思います。
請求書の送付
請求書の送付は、得意先の部署・住所・名称を再確認して送付して下さい。送付先を間違えると、単に請求先の信用を失うことだけにとどまらず、売掛金の回収が遅れることになり、資金繰りに影響を及ぼす可能性がでてきてしまい
ますので注意して下さい。
得意先台帳
請求書の締日や回収条件は会社によって異なりますので「得意先台帳」を作成し、管理したほうがよいでしょう。
この得意先台帳には、主に次のような内容を記入して下さい。
得意先の名称・所在地
取引する部署または営業所名・担当者名
連絡先の電話番号・FAX 番号
請求書の締日
回収日・回収方法・回収サイト
※ 回収サイトとは、請求書の締日から回収される日付までの期間をいいます。