ビジネスエッセンス新着「テレビを見なくなった日々」

2016年9月13日 9時00分

「夢であいましょう」というバラエティ番組の草分け的番組が、私が小学生の頃にあって、非常に楽しみにしていた。
「ベン・ケーシー」というアメリカの医療ドラマもあり、とにかくその番組を毎週見るのが楽しみだった。むろんビデオ録画などできない時代だから、見逃したら終わりで、番組が始まる間際になるとそわそわしていたのを覚えている。
当時はテレビ時代の幕開けでもあり、番組自体が非常に真剣に作られていた感があった。昼の連続ドラマなど生で放送していた時代である。作り手の緊張感もすごかったのであろう。
 
しかしである。いまやテレビ番組はお笑いとアイドル系タレントが仕切るバラエティ番組ばかり、ドラマといっても海外ドラマに比較すれば、あまりになさけない脚本など、はっきり言って見るに堪えない…
 
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 作家・医学博士 米山公啓 執筆者紹介

 作家・医学博士 米山公啓

1952年山梨県生まれ。作家・医学博士。専門は神経内科。1998年に聖マリアンナ医科大学内科助教授を退職。現在は週4日、東京都あきる野市にある米山医院で診療を続けるかわたら、実用書や医学ミステリーなどの執筆から、講演、テレビ・ラジオ出演など、幅広い活動を行っている。著作は280冊を超える。主な著作には「もの忘れを90%防ぐ法」(三笠書房)「脳が若返る30の方法」(中経出版)「健康という病」(集英社新書)など。趣味は客船で世界中の海をクルーズすること。