ビジネスエッセンス新着「自分の価値を思うとき」

2016年12月20日 9時00分

最近若い営業マンやら編集者に、以前のような情熱あふれる人が少なくなったように思う。
まあ、時代が変わったということなのだろうし、スマホ時代の若者であるから、私の世代と同じように仕事ができないのはわかっているつもりだ。
 
以前なら私の診療所に営業に来る新人MR(製薬会社の営業マン)に、「そんな営業じゃあ医者は興味を持たないよ」と説教をして、さらには地域の開業医に切り込むには、どうすればいいのか知恵をつけていたりした。
 
この間も、新しい担当のMRがやってきて(決して新人ではなかった)、帰りがけに「先生は本を出しているんですね」と言った。その言葉がいかに私のプライドを傷つけたか、想像もできないだろうが、そのMRとはもう二度と会うことはないだろう…
 
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 作家・医学博士 米山公啓 執筆者紹介

 作家・医学博士 米山公啓

1952年山梨県生まれ。作家・医学博士。専門は神経内科。1998年に聖マリアンナ医科大学内科助教授を退職。現在は週4日、東京都あきる野市にある米山医院で診療を続けるかわたら、実用書や医学ミステリーなどの執筆から、講演、テレビ・ラジオ出演など、幅広い活動を行っている。著作は280冊を超える。主な著作には「もの忘れを90%防ぐ法」(三笠書房)「脳が若返る30の方法」(中経出版)「健康という病」(集英社新書)など。趣味は客船で世界中の海をクルーズすること。