第6回 フリーランスだからこそ考えたい休職保険の必要性とは

2023年04月26日

傷病手当金のないフリーランスだからこそ休職保険を

突然の病気やケガに対して、公的保障においては傷病給付金という仕組みがあります。この給付金は組合健保や協会健保などの会社員・公務員が2号被保険者として加入するものであり、いわゆる1号の国民年金加入者は対象とはなりません。フリーランスのなかにも自社で2号被保険者として申請している方がいますが、全体から見ると少数だと思います。自分自身(自社)と公的保険の関係性を確認し、休職保険の需要が高いと判断したら早急に動くようにしましょう。
 
現役世代の自己負担が3割となる公的健康保険制度や高額療養費があるからと、民間の医療保険に加入しないという選択をする方がいます。公的保険には先進医療が保障対象外だったり、月をまたいでの高額療養費は自己負担が複数回必要などの「見えない点」があります。民間の医療保険はそのあたりをカバーするものなのですが、いわば解釈の違いです。医療保険は必要ないという意見はそれほど外れたものではないと思います。
 
一方、フリーランスで傷病手当金の対象外となっている方の場合は解釈の違いではなく、そもそも代替となる制度が何もない状態です。この緊急性の違いを上手に伝えていきたいのですが、短めのセンテンスを好む今の方は「保険はいらないです」となるもの。フリーランスとして多くのものを抱えている方こそ、自分に必要なものと不要なものを細分化し、取捨選択をして頂きたいものだと思います。それが、自分の掲げる武器で事業展開を続ける皆様にとって、最大のリスクヘッジとなるでしょう。ぜひお気軽に、個別相談をご利用ください。

株式会社FP-MYS 代表取締役 工藤 崇

WRITER'S PROFILE

株式会社FP-MYS 代表取締役 工藤 崇

1982年北海道生まれ。相続×Fintechサービス「レタプラ」開発・運営。2022年夏より金融教育のプロダクト提供。上場企業の多数の執筆・セミナー講師の実績を有する独立型ファイナンシャルプランナー(FP)。


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事業内容:生命保険の募集および保険代理店業、金融商品仲介業、金融商品仲介業のコンサルティング業務、IT事業の開発、提供および保守管理

“お客さまにとって最適な「保険のカタチ」を探求し続けること”をミッションに、正直なロボット保険ガイド「リアほ」の開発やデジタルの力を最大限活用し、お客さまに「最適な保険」をお届けできる仕組みづくりに取り組み、保険の存在によって、お客さまの自分らしい生き方をお手伝いします。

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